松原剣道・剣友会


松剣物語

松剣物語

3.宿敵を破る:「切磋琢磨の友」

人には「切磋琢磨の友がいる」ということが、しばしばとても大切な人生経験になることがあります。私にもそんな経験がいくつかあり、その一人一人が現在私にとってはとても大切な友人なのです。子供たちにそんな友を見つけさせてあげることも大切な指導の一つと考えています。切磋琢磨の友とは、一生懸命努力をすればするほど、身の回りの存在から、遠く組織や地域を越えて生まれてくるものなのです。

平成14年6月30日に、スポーツ少年団埼玉県大会の南部ブロック予選会が草加市民体育館で行われました。この大会で、松原剣道の小学高学年が男女ともにアベック優勝しました。南部ブロックには、T団剣道という所があって、ここに何年間ももう少しのところで何時も勝てませんでした。

T団の先生は、私が親しくしている幼稚園の先生で、大変熱心に指導しています。こことは大会で不思議と当たることが多く、今年も去年も全国大会の埼玉県予選会(5月)で対戦し少差ながら負けたチームです。そこに、今回は松原剣道Aチームが決勝戦で当たり、大将戦の末勝つことができました。子供たちもとても喜んでいました

T団は、次回には松剣には絶対に負けたくないと思って一生懸命頑張ってくることでしょう。松剣もまた、T団には絶対に負けたくないと考えています。そうした意気込みこそが、子供達を成長させるし、切磋琢磨のよい友を作ることにつながるのだと考えています。