松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

松原剣道で学んだこと
― 5年 石田 陸 ―(平成24年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)

ぼくは小学三年生の終わりに剣道を始めました。始めた最初のころは、師はんの南先生や佐々木先生にはちまきのつけ方や礼法、竹刀の持ち方、それから真剣を見せてもらいました。真剣を見せてもらったとき「これで人が切れてしまうのかあ。」とこわくなりました。そして「竹刀は真剣のかわりです。」と教わったので竹刀は大切にあつかわなければいけないなあと思いました。

始めた最初のころは動きになれていなくて手と足がばらばらのようでした。今でも基本はとても大切だと思います。基本のうごきが上手になるようにぼくは一生けんめいけい古をしました。

ぼくたち松原剣道にはほかの剣道チームとはちょっとちがったことがあります。それは、寒げい古と暑中げい古が早朝にあることです。真冬と真夏のかく八日間をかいきんするというものです。寒げい古では足がひりひり、暑中げい古では暑くて汗でだらだらになります。だから行きたくないと思うことがたくさんありました。でもいっしょにがんばる仲間がいると思うとがんばろうと思えました。ぼくは寒げい古暑中げい古を通して強い心を身につけました。だけどぼくより強い心を持った人がいます。たとえばぼくは寒げい古のとき、はかまのしたにタイツをはいて練習をしていましたがタイツをはかないでがんばっている子や、先生の面取りを一番に走っていってやる子がいます。強い心を態度で示せることはすごいことだと思います。ぼくはそうゆう人を見習わなくてはいけないと思います。

夏にはみんなが楽しみにしている行事があります。それは合宿です。これは小学生中心に中学生、高校生、大学生の団員が三泊四日家族のようにすごします。ぼくは合宿の前日に不注意で目をいためてしまったために一日おくれで参加しました。一年生や二年生の子でさえちゃんと準備して行っているというのに「ぼくはなにをしているのだろう。」と情けない気持ちになりました。来年は六年生なのでみんなにめいわくをかけないようにしたいと思います。

ぼくは合宿で一番かんげきしたのはいつもお父さん、お母さんにくっついている小さな子でも親からはなれて自分の力でがんばっていたところです。小さいのにえらいなあと思いました。

そして夏にはもう一つ大事な行事があります。それは全国大会です。全国大会に出場するには埼玉県予選を勝ち抜かなければいけません。埼玉予選を勝ち抜くために予選に出場するメンバーで南先生に朝げい古をお願いにいきました。全国大会に行くにはメンバーが一人でも欠けてはいけません。なのでチームワークを大切にみんな必死でけい古に取り組みました。その結果全国大会へのきっぷを手に入れました。予選を勝ち抜いたあとも全国大会に向けてみんなで一生けんめいけい古しました。そして全国大会当日試合は一回戦負けでした。だけど悔いのないいい試合ができたのでよかったです。

ぼくは松原剣道の集団行動の中でいろいろなことを学びました。これをなにかに生かせるようにこれからも一生けんめいけい古しようと思います。