松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

剣道をやってきて
― 坂巻 久美 ―(平成19年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)

私が剣道をしてきて学んだことはたくさんあります。

松原剣道には夏合宿があります。初めて参加したのは幼稚園のときでした。松原剣道の合宿は剣道を強くする為だけのものではなく、上下関係を学ぶところでもあります。今までは上級生の班長さんに任せっきりで、合宿は楽しいだけのものでした。でも、今年は私が班長になりました。その時、とても小さい子が多い班だったので合宿に行く前はとても心配でした。いなくなってしまったり、泣き出したり、具合が悪くなったりしたらどうしようかと思い「班長なんてやりたくない」と、ずっと思っていました。

合宿に行ったら初めは班はバラバラでした。でも、2日目、3日目には私のことを後輩たちが助けてくれました。とてもうれしかったです。小さい子たちもがんばってついてきてくれました。合宿が終わり小さい子達をお母さんに返したとき「やりとげた。最後までできた。」と思いました。

完璧にはできなかったけど、「楽しかった」と言ってもらえて嬉しかったです。松原剣道に入ってなかったらこんな素晴らしい体験はできませんでした。

また、夏と冬の8日間、朝5時半から6時半まで暑中稽古と寒稽古があります。とても眠くて「行く」とは言っても内心「行きたくない」と言う気持ちがあってとてもきついです。でも、私より早く起きて連れて行ってくれるお母さん、疲れていても迎えに来てくれるお父さんが助けてくれます。稽古をするのは私ですが、いつも連れて行ってくれます。小さい時はいやでいやで大泣きしたこともあります。そんなときも励ましてくれました。その分怒られたりした時もありました。それでも、一緒に道場まで通いました。お父さん、お母さんの協力で私今も剣道を続けることができています。

6年生になり、試合に出してもらうことが多くなりました。でも、なかなか思うように勝てませんが、剣道を始めて一生懸命教えてくれる先生や一緒に頑張るたくさんの仲間と今までずっと続けることができました。

剣道を通じて先輩が頑張れば後輩も頑張る事、自分がやりたくなかったりつらかったりする事は仲間も同じようにつらい事、つらい事があればその分楽しい事がある事など、大切なことをとてもたくさん教わりました。私が剣道をやって学んだことはこれから先絶対にムダにはならないし、私を助けてくれると思います。私はずっと剣道を続けていくように頑張りたいです。