松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

上手 秀貴
(平成18年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)

僕は小学校2年のときから剣道を始めました。最初はあまり行きたくなかったけれど、やっているうちに友達が出来てきて、だんだんと行くのが楽しみになってきました。

合宿には5年間続けていき、その中でいろいろな経験をしました。初めて合宿に行ったのは、小2のときでした。先輩たちと同じ様にやれといわれたけれど、先輩たちについていけず、泣き出してしまったことがありました。3年生の時には2日目から熱を出してしまい、稽古に参加できず、楽しみにしていた演芸大会にも出られず、すごく悲しかったです。次の年からは、絶対に体調を崩さず合宿に参加できるようにがんばろうと思いました。それからは体調を崩さないで合宿に参加しました。先輩のやることを見て、自分が何をするかがだんだんと分かってきて、今年は副班長になり、今まで少しずつ経験してきたことをいかして、後輩たちの手助けをするようにがんばりました。来年はきっと班長になると思います。班をきっちりとまとめていかなければならないので、今までの班長に教わったことを思い出して良い班にしたいと思っています。

剣道をやっていて、稽古はつらいことも多かったけど、試合で勝ったらそのつらい稽古のことなど忘れてしまいます。試合にたくさん出られるようになったのは、4年生からでした。初めての大きな試合は清虔杯でした。この試合は、基本をやった後に2分1本勝負で、他の試合とはちょっと違います。試合まですごくきつい基本のもう稽古が続きました。4年は僕一人で、他はみんな5年生でした。基本の試合では負けてしまい、基本の稽古ばかりやっていたのですごくショックでした。次の年も清虔杯の選手に選ばれました。今度こそは絶対勝ってやると、思い、もう稽古にはげみました。3回戦まで基本ですべて旗が揚がりとても嬉しかったです。4回戦目もうまくいったと思ったけれど、負けてしまいました。先生になぜ負けてしまったのか聞いたら、着装が、きちんとなっていなかったからだと言われました。この試合で、剣道は強いだけではなくあいさつや、礼儀、着装も大切だということを学びました。また、強くなるには基本が大切だということを学びました。

その経験を生かし、全国大会に出ることができました。しかし、1回戦で負けてしまいました。とても悔しかったです。そして、全国には強い人がこんなにいるのかとびっくりしました。

これからもっと基本を大事にして、人の良い技をまねして強くなりたいと思います。そして、それと同時に剣道の喜びや楽しみを知り、これからもずっと続けていきたいと思います。