松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

剣道と仲間
― 5年 下村 優実 ―(平成25年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)
平成25年度埼玉県予選 敢闘賞受賞

私が剣道をはじめたのは4才のときで、今年で7年目になりました。でも仲間という大切さにきづいたのは 最近のことでした。それは剣道をもうやめたいと思った時のことです。けい古の日は学校から帰宅して、いそいで夕食を食べ、準備をし、すぐに家をでなければなりません。学校の宿題もあるので、ねるのがおそくなり、つぎの日学校で眠くなる事が多くなってきたからです。いやだと思うと剣道も上達しなくなりやりたくないと思う ようになってしまいました。でもそんなとき、おもいだしたのはいっしょに剣道をやってきた仲間や先生方と別 れるのがつらいということです。逆に、今は一緒に剣道をしたい、そしてもっとつづけたいと思うようになりました。

私はその日から、せっかくここまでやってきたのだから、今まで以上にがんばろうと思いました。 けい古がおわったあと
「よくできていた。これからもがんばって、けい古をするんだぞ。」
と先生から言われるのがすごくうれしくかんじるようになりました。私はほめられると、
「つかれていても、もっとがんばろう。」
と思い、そして何よりもみんながいるからここまでこれたんだ。と考えるようになりました。

私は今、五年生です。高学年になると小さい子達のめんどうをみなければなりません。でも私は、小さい子 達が大好きなのでこうはいのめんどうをみると思うと、うれしくて、ワクワクします。今年の合宿は、同じはんに 小さい子がいました。思っていたよりも少し大変でした。なぜなら、自分の事をやりながら、はかまや防具をつ けてあげたり、他にも、色々なことを手伝わなければならないからです。でも、私が小さいときもこうやって上 級生の先ぱい達が、同じことをやってくれていたのを思いだしました。先ぱい達はやさしく接してくれていました 。私は今もそんな、先ぱい達が大好きです。私が成長できたのはそんな先ぱい達のおかげだと思います。私 がしてもらったぶん、今度は私ががんばるばんです。仲間の大切さをこうはい達にも、教えて、つぎの子たち にも色々なことを、かんじてほしいです。そして、剣道を始めてよかったとかんじてくれたらいいなと思います。

私は来年六年生です。でもまだまだダメなところがたくさんあります。これからは最高学年にふさわしい自覚 をもって、こうはいからあこがれるようなりっぱな六年生になれるようにけい古をつづけていきたいと、思います。