松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

次へつなぐ剣道
― 6年 佐久間 颯也 ―(平成24年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)
埼玉県予選 敢闘賞受賞

ぼくは、今年主将になりました。

六年生は今はぼくだけで、前まではぼくも合わせて四人いましたが、みんな、家の事情でやめていき、とてもかなしかったです。

六年生はぼく一人だけなので、六年生の仕事をするのが1人で大変でした。

主将になった時の最初の仕事は、今年の目標を三つ考えることです。

ぼくが決めたのは、(1)元気、やる気、その気をわすれない、(2)全国大会に出場する、(3)五戒を守る、の三つです。

目標の1つの五戒は、小川忠太郎先生が教えてくれたもので、内容は、
  一、うそをついてはいけない。
  一、なまけてはいけない。
  一、やりっぱなしにしてはいけない。
  一、わがままをしてはいけない。
  一、人にめいわくをかけてはいけない。
の五つです。

ぼくは、この3つの目標を決めたときに、「今年はこの目標をかならず達成するぞ。」と 思いました。

次の仕事は、道場での号令です。

松原剣道では六年生が毎回交代で号令をしていて、礼と静座の号令は四年生がしています。でも、今年は六年生が一人なので毎回ぼくが号令をかけなければいけませんでした。そのかわりに何回もやっていてすぐに覚えて、まちがえるときが少なくなりました。それでも時々まちがえることがあるのでなおすように、そしてはっきり言うようにしようと思いました。

合宿でもリーダーは中学生以上だけど、号令は主将がかけます。そして、夜みんながねおわったあとにある班長会議で、ぼくは副班長で出ました。その時にリーダーの先ぱいが、 「みんなへんじをしなさすぎだからまず班長や副班長がへんじをいないとだめだ。」と言っていました。

ぼくは、合宿の終わったあとのけい古でみんなの前で、
「合宿の時に先ぱいから先生や先ぱいが話をしたときにへんじをしていないという話しになったので、先生や先ぱいが話しをしたときはしっかりへんじをして下さい。」とみんなの前で言うとみんなは
「ハイッ」と大きな声でへんじをしてくれました。でも、低学年の子があまりへんじをまだできてないのでこれからなおすようにしたいと思いました。

毎年六月に埼玉県スポーツ少年団の南部ブロック予選会があり、ぼくは、今年選手宣誓をしました。

何回も練習したから大丈夫と思っていましたがプログラムが選手宣誓に近づくごとにきんちょうがましてきました。そして選手宣誓になりました。ぼくは、今まで練習したことを考えてせいいっぱいやりました。けれど、最後の最後で言う言葉のじゅんばんがわからなくなり失敗してしまいました。先生は元気でよかったとほめてくれたけれど失敗は失敗、次の時はもっと練習して次にいかそうと思いました。

ぼくは主将になるまでたくさんの経験をし、主将になってからもたくさんの経験をしました。

これからはどんな失敗でも、主将として、次にいかせるような行動と剣道をこころがけていきたいです。