松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

剣道が大好きな気持ち
― 4年 石田 陸 ―(平成23年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)

ぼくが剣道を始めたきっかけはNHK大河ドラマ「龍馬伝」です。龍馬が今の高知から東京に剣術修行に行ったのを見てぼくは母に 「ぼくも剣術修行に行きたい。」 と言いました。

母がなかなかやっていいと言ってくれないので、そのあと何ヶ月も何度も何度もお願いしていたときに、学校で松原剣道の団員募集の紙を配られて、しかも僕の学校で一日だけ体験ができると書いてあったのです。チャンスはこれしかないと思って母に一生懸命頼んでお願いして体験に行ける事になりました。

体育館に入ると、もう稽古の最中でした。龍馬伝で見たように竹刀をもって道着を着ている人がたくさんいました。その中に僕も早く入りたいと思いました。

だけど、その人達は大きな声を出して練習していて、あいさつもきちんと出来ていたのでこの中に入れるのか不安にもなりました。 他にも体験にきている子がいてみんなで一本ずつ竹刀をかりました。 初めて竹刀をもって、やっと剣道ができると思いました。 素振りから始めました。分からないところは上級生に教えてもらいました。楽しくてあっというまでした。

母もやっと分かってくれて入団が決まりました。

入団するとすぐに真剣をもたせてもらいました。竹刀を真剣の代わりに持つものだという話を聞いてとても緊張しました。
稽古を始めた時はとても難しくて手と足がバラバラになった気分でした。竹刀をもってやっと足が前に出るようになったら、もう何ヶ月もたっていました。
どうしてもやりたくてやった剣道でしたがつらいこともありました。

朝稽古を始めた頃は眠くて自分では起きられませんでした。
寒稽古の時は寒すぎて足が痛かったです。逆に暑中稽古では暑くて汗でびっしょりでした。でも、一緒にがんばっている仲間がいるし家族も応援してくれるのでやめようと思ったことはありません。

剣道を始める前より始めた後の方ががんばっている気がして楽しかったので学校でも何かがんばろうと思い立候補して学級委員になりました。剣道のおかげで学校生活も充実したと思います。

剣道もやっと形になってきて初めてした試合は忘れられません。ドキドキして心臓が止まりそうでした。もっと強くなりたいと思いました。

三月には大地震があって剣道ができなくなりました。

五月には妹が体を壊してずっと稽古に一緒に来てくれていた母が稽古に行けなくなってしまいました。だけどそれでも剣道を続けたいと思いました。

六月に県大会の予選がありました。仲間と一緒にがんばって勝ち抜く事が出来たので県大会に行く事ができました。初めて行く県大会なのでとてもうれしかったです。

八月には合宿もありました。三泊四日団員と家族の様に過ごせて楽しかったです。

僕は松原剣道が大好きです。ぼくも師範の先生達の様に年をとるまでずっと剣道を続けたいと思います。