松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

6年生での1年間を振り返って
― 油野 剛志 ―(平成22年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)

六年生でやらなければいけない事の中で、僕が特に頑張ったことは、「大きな声で号令をかけること」と、「六年としてのリーダーシップをとること」です。

一つ目は、「大きな声で号令をかけること」です。春のリーダー研修のとき、この号令をかけることの練習をしました。僕は大きな声を出してがんばりましたが、 「お前の声じゃ届く声だ。そうじゃない。相手の先まで通す声を出せ。」と先生に言われてしまいました。それから、ぼくは、通す声を出すことを目指にしてがんばりましたが、それでも先生に、 「お前らが大きな声を出さないと、みんなも声を出さないぞ」と言われてしまいます。それで、ぼくはもっと頑張りました。でも、今でもまだ声が出ていない時があります。

二つ目の「六年生としてのリーダーシップをしっかり取ること。」は、大会では会場に入ったらすぐに身支度をして、下に降りて素振りをして、開会式や閉会式の時には小さい子を並ばせます。また、試合が終わった後には、小さい子が遊んでいないかを見たりもします。けい古では、素ぶりをする時は、六年生が見本になるように、気合をいれてしっかり振らなければなりません。そのように振らないと後はいは気合をいれてしっかり振ってくれません。先生にはよく、 「六年がだらだらしているからみんながだらだらしてしまうんだ。」と言われてしまいました。

このように、六年生は、全体のムードを作っていかなければならないのですが、ぼくはできているときはできているけれど、つかれてダラダラしてきて声を出せなくなって全体のムードを作れない時もあります。

このように見ると、ぼくは六年生の仕事はがんばってしっかりやろうとしているが、じゅうぶんにはできていないことが分かりました。なので、中学ではこれをさらに良くしていきたいのです。

ぼくは、六年生になってから試合に出ることが多くなり、団体戦のメンバーに入ることもありました。でも、みんなはよく勝つのにぼくは思うように勝つことができません。それどころかぼくは、松原剣道の同じ六年生のメンバーにも、どんどん差をつけられてしまいました。ぼくは家族に相談しました。すると、 「それは練習していないからだよ。人一倍練習していないと、強くなれるわけがない」という答えが返ってきました。今まで何回も言われたことだったけどよくよく考えてみたら、ぼくは今までいやいややっていました。それなのでちょっとでも熱があったら休んだり、積極的にけい古に行こうとはしませんでした。そこでみんなと差ができてどんどん引き離されていきました。分かっているつもりでもぼくはそれを実行せずにそのままいつもの通りけい古をやっていました。でもそれからは、ぼくは積極的にけい古に参加し、けい古も一生懸命やって、みんなに追いつこうとしました。それでも草加市スポーツ少年団の大会では、やはり負けてしまいました。

中学生になったら、右手で竹刀を持ってしまうくせがあるのでそのくせを直すことと、小手をもっと正確に強く打てるようになることの二つを目標にしていきたいです。また、松原剣道、家族、先生から教わったことを生かして、中学校生活を送って行きたいです。