松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

松原剣道で学んだこと
― 白川 司 ―(平成22年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)

ぼくは、松原剣道でいままでやってきたことの意味をもう一度考えてみました。

一つはぞうきんがけについてです。 ぞうきんがけは、土曜日の練習と朝げい古でやります。ぞうきんがけをすると、足とこしが強くなり剣道で必要な力が身につきます。ぼくの場合はぞうきんがけを何十回、何百回とやることで、学校の持久走大会でも毎年順位がよくなってきています。

二つ目は、リレーについてです。 リレーは月曜日の練習のときにやります。
リレーは、手ぬぐいを結んでバトンにして、新人から上級生までの長いリレーで、3チームにわかれてやります。このリレーをやる意味は、小さい子とのコミュニケーションをとるためと、リーダーシップだと思います。リレーをやっているときは、みんなが自分のチームを応援していてとても楽しそうです。

三つ目に、六年生になるとその年の目標を決めることです。

目標を決めるときは、六年生みんなで、話し合って決めます。ちなみにぼくたち六年生の目標は、
「一つ、全国大会で上位を目指す
  一つ、暑中稽古・寒稽古を共に皆勤する
  一つ、五戒を守る
の三つです。 この目標を決めるにあたって、団員みんなが一致団結して、その年の目標を達成できるようにするためにあるのだと思います。

一つ目の大きな目標である全国大会は、一年の中で最も大きい大会です。5月の県大会では、ここで負けたら全国大会に出場できないというプレッシャーがあって、とてもきんちょうしました。出場が決まってからの全国大会前のけい古はすごくつらかったです。でも今年の目標だと思って、みんなでがんばりました。

南先生も朝稽古のときなど、今までとはちがう感じの掛り稽古を、一人一人にしてくれました。ぼくはその時本当にきつかったけど、先生はみんなと何回もやっていて、もっと大変だろうなと思いました。その掛り稽古で、先生はぼくたちに気合いを入れてくれたんだと思いました。

そして全国大会では、3回戦まで勝ち上がることができたけど、目標の上位にはなれませんでした。でもみんなでがんばってきた稽古や、先生の掛り稽古はぼくにとってとてもいい経験になりました。あの時の南先生の顔は、いつもとちがってとてもこわかったけど、先生も一生懸命ぼくたちのために教えてくれたんだと言うことがよくわかりました。

ぼくは剣道を通して、たくさんの仲間ができました。それは、松原剣道のみんなです。剣道を始めてからずっと一緒にチームを組んできました。とくに猪澤くんとはふだんからよく遊んでいて、一緒に剣道もがんばっています。 それと別の道場にも仲間ができました。試合を終えた後、その相手に、 「ありがとうね。」と一言しゃべりかけると、「きみ強いね。」などと話しをするようになり、また会うと声をかけられて、友達になっていったりします。同じ剣道をやっていることでいろいろな人達と知り合えることが楽しいです。

そういう仲間を大切にしていくと、これから先少しぐらい大変なことがあっても、がんばって乗りこえることができると思います。

これからも剣道を通じて知り合った仲間を大切にして、その仲間たちと一緒に楽しく剣道を続けていたいと思います。