松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

剣道と私
― 小澤 久瑠実 ―(平成20年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)

わたしが、剣道を始めたのは4年生のときでした。

剣道を始めたきっかけはお兄ちゃんがやっていたからです。お兄ちゃんの剣道を見に行ったり、夜ご飯を食べているときに、お兄ちゃんが剣道の話しをしていて、「私も剣道をやってみたいな」と思い始めました。お母さんに言ってみると「4年生になってからね」と言ってなかなか剣道をやらせてくれませんでした。

4年生になる少し前にお母さんにもう一度言ってみるとお母さんは仕方なく、剣道をやらせてくれました。

入ってみてかんじたことは、自分はみんなと比べてはじめるのが遅いから、皆よりがんばらなきゃいけない、と思いました。

夏の合宿は、すごくつらかったけど、友達がたくさんできて、楽しかったです。

稽古のときは、先生にほめられると、すごくうれしかったけど、うまくできないことがたくさんあって大変でした。でも、
「うまく、なった。」
と、先生に言われて、自分の剣道にだんだん自信がついてきました。

5年生の終わりごろから始まった、全国大会に向けての稽古は、すごく大変でした。

みんなは、1年生や2年生ぐらいから剣道を始めているけど、私は4年生から始めているから、お母さんに
「あなたはみんなより遅く始めているんだから、たくさん稽古をがんばらなきゃいけないよ」と、言われました。私も分かっていたけど、つらかったから、「これ以上はもうがんばれない」と、思ったこともありました。

でも、他の人は私よりがんばっていて、それを見て、「もっとがんばらなきゃ」と、また思いはじめました。そして、全国大会の予選、私は副将で、でることになりました。 2 回かてば、全国大会に出場できるということでした。 1回戦、2回戦5人とも勝っていたぐらい良い成績でした。そして、全国大会出場が決定しました。

私が、勝つとはみんな思ってなかったと思います。お母さんとお父さんが「よくがんばったね」と、たくさんほめてくれました。

私も自分が良くがんばったと思いました。でも、ここまで勝てるようになったのは、親のおかげだと思いました。

朝、私たちよりも早く起きて、剣道に連れて行ってくれました。夜は、仕事から帰ってきて疲れているのに、送り迎えをしてくれました。私が「稽古、行きたくない。」などと言った時も、きびしく、「がんばりなさい。」と、言ってくれました。そうして、私はだんだん勝てるようになってきたんだと思います。

そして、先生にも感謝しています。

私たちは、みんなが「全国大会には行けない」と思っていたと思います。でも、先生たちは一生懸命私たちを教えてくれていました。

親や先生がいたから、がんばれたのだと思います。

これから中学生になっても剣道を続けて、もっと強くなれるように、がんばりたいです。