松原剣道・剣友会


団員の作文

団員の作文

剣道を通して学んだこと
― 山本 八紘 ―(平成19年度全日本剣道道場連盟主催 作文体験発表)

僕は父のすすめもあり、1年生から剣道を始めました。剣道を何も知らなかった僕は道場に入る時の礼から教わり、足さばき、発声練習と今まで経験のないことばかりで楽しかったです。だけど、ぼくは足さばきが下手で一緒に入った同期たちは竹刀を振っているのになかなか竹刀を握らせてもらえませんでした。足さばきばかりで先に進めず剣道が面白くなくなり、一時仮病を使ったりして休むことを考えていました。けれど、父や母に休ませてもらえるどころか、「基本が大事」と、父に毎回言われました。

暑中稽古や寒稽古はとてもつらく、いつも母に無理やり起こして連れて行ってもらい、皆勤賞をとることができました。学年があがるごとに自分で起きることができるようになりました。

1年生の10月には僕は初めて、剣道の試合をやりました。でも、すべて負けました。僕はそのとき緊張していたらしく、試合内容など何も覚えていません。次の年に初めて試合に勝ち、すごく嬉しかったことをおぼえています。その頃から試合に勝ちたいと言う気持ちが強くなり、どうしたら試合で勝てるようになるのか考えるようになりました。朝早く起きたときには素振りをしました。続けた結果団内の試合で始めて3位を取ることができました。その後周りの人も強くなり勝つことができなくなりました。今度は夏休みに毎日朝起きて43日素振りを続けました。その結果、夏休み明けの試合で3回戦勝ち、3位の銅メダルをもらうことができました。僕はあまり運動は得意ではありませんでしたが、何でも、毎日練習すれば、必ず結果が出ると思いました。ただ口で言うのは簡単ですが、実際やってみるととても難しいことだと思います。実際に、今思ってもなかなか続けられていません。

6年生になり、僕は今、主将をやっています。周りの仲間を引っ張るのが難しく、どうすれば周りが付いて来てくれるのか悩んでいます。まだ、結果は出ていないけど、毎回自分が見本となれるように投げ出さずがんばれば、必ず良い結果が出ると思っています。